ハンガリーからピアノのガーボル・ファルカシュ氏とチェロのゲルゲイ・デヴィッチ氏をお迎えして、札幌音楽家協議会と北海道国際音楽交流協会ハイメスの共催による室内楽演奏会 Rezonancia – 共鳴 – が、多くの方々のお力により、無事開催されました。
私もデヴィッチ氏とピアノの柴田千賀子さんとのピアノトリオで出演させていただき、初回リハーサルからの5日間、とても貴重な経験をさせていただきました。
別々の文化圏で経験を積んできた年齢もバラバラな芸術家の方々と、ご挨拶もそこそこに室内楽をご一緒させていただき、意見を言いあい、アイデアを出しあい、聴きあい、共感したり驚いたりを繰り返しながら、皆で成長することができたように思います。そこから、自分の音楽に向かう姿勢として、もっとこうしたほうが良いのではないか、それともこうしたほうが良いのか…と悩む過程がまた楽しいのです。
耳に残る美しい音色、音楽の流れ、バランス、細かいパッセージでも心地よく響いたハーモニー、そしてたくさんの言葉…。忘れないように、疎かにしないように役立てていきたいと思います。
(岩渕)
コメント