【終演】Pico ricci Ainosato そよ風のデュオ カフェタイムコンサート

終演

春爛漫、あいの里のカフェレストラン Pico ricci Ainosato にて、チェリスト中島杏子さんとの〈そよ風のデュオ カフェタイムコンサート〉を開催いたしました。

お店自慢のピアノを使わないコンサートは今回初めてでしたが、いつもとは違うセッティングで演奏場所も変えて、弦楽器だけの響きを皆様に間近で聴いていただきました。

プログラムは、

  • チャイコフスキー(岩渕&中島 編):こどものアルバム Op.39 より「朝の祈り」
  • ゴダール:オーバード(朝の歌)Op.133
  • モーツァルト:デュオ ト長調 K.423
  • エルガー(佐々木絵理子 編):愛のあいさつ Op.12
  • グリエール:8つのデュエット Op.39 より「ガヴォット」
  • ラヴェル(岩渕&中島 編):プレリュード
  • ドビュッシー(山口真由美 編):前奏曲集第1集 より「亜麻色の髪の乙女」
  • ベートーヴェン(山口博明 編):12のスコットランド歌曲集 WoO.156 より「懐かしき日々」

アンコールには、佐々木絵理子さん編曲による華やかな「ふるさと」をお楽しみいただきました。

3月にトリオ•イゾセル演奏会にてご一緒したばかりのヴァイオリニスト佐々木絵理子さん編曲の「愛のあいさつ」、私が関西に住んでいた頃たくさん演奏をご一緒させていただいたチェリスト山口真由美さん編曲による「亜麻色の髪の乙女」、ピアニスト山口博明さん編曲による「懐かしき日々(蛍の光)」、あまり知られていないけれどもとても素敵なゴダールの「朝の歌」などをご紹介させていただくことができ、トークにも耳を傾けていただき、幸せなひとときでした。

ピコリッチさん特製デザートプレートは、今回も季節感を盛り込み、春らしさから待ち遠しい夏への想いまで感じられる心のこもった一皿でした。

お店の外には妖精のような可愛い白い花が、草の上にまっすぐ浮かび上がるように咲き始めていました。いつの間にか勝手に生えてきたそうですが、アルメリアでしょうか? 植木鉢に飾られているのとはまた違った趣きで、心もフワリと浮き上がりそうです。

次回のカフェタイムコンサートは、

6月11日(日)14:30〜、ピアノの岡本孝慈先生とのカフェタイムコンサート《ロマン派の性格的小品を愉しむ》を予定しています。

(岩渕)

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河野泰幸

クラリネット奏者。

京都市立堀川高等学校音楽科、東京藝術大学音楽学部器楽科を経て、シュトゥットガルト音楽演劇大学大学院修了。

在独中、リューベック歌劇場、プフォルツハイム市立劇場のクラリネット奏者として研鑽を積む。第10回京都芸術祭で京都市長賞受賞。

Trio Rintonareでのコンサートが評価され青山財団より2008年度バロックザール賞受賞。札幌音楽家協議会会員。

現在、札幌大谷大学芸術学部音楽学科准教授、札幌大谷高校音楽科非常勤講師。2015年より札幌在住。

詳細、過去の演奏会はこちらをご覧ください。

岩渕晴子

ヴァイオリニスト

京都市立堀川高校音楽科を卒業後、奨学生として英国王立音楽院Royal Academy of Music(ロンドン)に留学。音楽学士号BMus、教師資格LRAM、および大学院演奏ディプロマPGDip取得。

ブリストル大聖堂(イギリス)、エネスク・バルトークホール(ルーマニア)、青山音楽記念館バロックザール(京都)等にてリサイタル開催。

室内楽演奏会「ロンドン~室内楽の散歩道」「0歳からのファミリーコンサート」等主宰。イザイの無伴奏ソナタ全6曲、ヴァイオリン小品集の2枚のCD録音。国内外のオーケストラと共演を重ね、2010年いずみホール(大阪)にてモーツァルト室内管弦楽団と、2013年ルーマニアにてハーモニアス室内管弦楽団と、2014年及び2018年オラデア音楽祭(ルーマニア)にてオラデアフィルハーモニーと協奏曲共演。

兵庫芸術文化センター管弦楽団第1期コアメンバー、ヤマハなんばセンターヴァイオリン講師、ヤマハジュニア弦楽アンサンブルおよびオーケストラジュニア講師を経て、2015年より札幌市に拠点を置く。独奏、室内楽、オーケストラ奏者として演奏活動を行い、2019年ザ・ルーテルホール共催による企画ミュージック・トゥモーロ―ではピアノの岡本孝慈氏と共にブラームスのクラリネット・ソナタ(作曲家自身の編曲によるヴァイオリン版)を取り上げた。

詳細と過去の演奏会、動画はこちらをご覧ください。

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