【終演】Pico ricci Ainosato 春のカフェタイムコンサート&ステップアップ研究発表

終演

あいの里の素敵なカフェレストラン Pico ricci でのカフェタイムコンサートとパフォーマンスクラスのようなアットホームな研究発表を掛け合わせた実験的な企画を無事に終えることができました。

中西志瑞香さん(ピアノ)によるショパンのエチュード Op.10 より。

井上茉子さん & 塚越琴海さん(クラリネット)と相澤宏香さん(ピアノ)によるメンデルスゾーンの演奏会用小品 第2番 Op.114。

今回のテーマは「春」ということで、季節に纏わるお話などを盛り込みながら、和やかな発表会となりました。曲目を擦り合わせたわけではないけれど、ショパンとメンデルスゾーンは同世代で、これらの曲を書いた年齢もほぼ同じ。けれども全く違う内面を持った2作品の興味深い弾き比べでした。

岡本孝慈先生(ピアノ)と岩渕のデュオでカフェタイムコンサート。

こちらも「春」をテーマに、ベートーヴェンの「スプリングソナタ」、ヴォーン•ウィリアムズの「舞い上がるひばり」、合作のFAEソナタよりシューマンの「間奏曲」とブラームスの「スケルツォ」を聴いていただきました。

ピコリッチさん特製のデザートプレートも「春」のイメージで、桜の花を使ったパンナコッタから夏先取りの紫色のエディブルフラワーまで、華やかで心のこもったおもてなしでした。

次回カフェタイムコンサートは2023年5月14日(日)14:30〜 中島杏子さん(チェロ)とのデュオで。ステップアップ研究発表は6月11日(日)14:00〜 「ロマン派の性格的小品」というテーマで予定しております。

(岩渕)

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河野泰幸

クラリネット奏者。

京都市立堀川高等学校音楽科、東京藝術大学音楽学部器楽科を経て、シュトゥットガルト音楽演劇大学大学院修了。

在独中、リューベック歌劇場、プフォルツハイム市立劇場のクラリネット奏者として研鑽を積む。第10回京都芸術祭で京都市長賞受賞。

Trio Rintonareでのコンサートが評価され青山財団より2008年度バロックザール賞受賞。札幌音楽家協議会会員。

現在、札幌大谷大学芸術学部音楽学科准教授、札幌大谷高校音楽科非常勤講師。2015年より札幌在住。

詳細、過去の演奏会はこちらをご覧ください。

岩渕晴子

ヴァイオリニスト

京都市立堀川高校音楽科を卒業後、奨学生として英国王立音楽院Royal Academy of Music(ロンドン)に留学。音楽学士号BMus、教師資格LRAM、および大学院演奏ディプロマPGDip取得。

ブリストル大聖堂(イギリス)、エネスク・バルトークホール(ルーマニア)、青山音楽記念館バロックザール(京都)等にてリサイタル開催。

室内楽演奏会「ロンドン~室内楽の散歩道」「0歳からのファミリーコンサート」等主宰。イザイの無伴奏ソナタ全6曲、ヴァイオリン小品集の2枚のCD録音。国内外のオーケストラと共演を重ね、2010年いずみホール(大阪)にてモーツァルト室内管弦楽団と、2013年ルーマニアにてハーモニアス室内管弦楽団と、2014年及び2018年オラデア音楽祭(ルーマニア)にてオラデアフィルハーモニーと協奏曲共演。

兵庫芸術文化センター管弦楽団第1期コアメンバー、ヤマハなんばセンターヴァイオリン講師、ヤマハジュニア弦楽アンサンブルおよびオーケストラジュニア講師を経て、2015年より札幌市に拠点を置く。独奏、室内楽、オーケストラ奏者として演奏活動を行い、2019年ザ・ルーテルホール共催による企画ミュージック・トゥモーロ―ではピアノの岡本孝慈氏と共にブラームスのクラリネット・ソナタ(作曲家自身の編曲によるヴァイオリン版)を取り上げた。

詳細と過去の演奏会、動画はこちらをご覧ください。

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