【終演】管楽器フェスタ特別企画 河野泰幸クラリネットコンサート

終演

札幌市北3条広場アカプラのすぐお隣、日本生命札幌ビル4階の島村楽器札幌クラシック店にて、第34回管楽器フェスタの特別企画としてクラリネットとヴァイオリンのデュオコンサートをさせていただきました。

会場にはグランドピアノもありますが、今回はピアノを使わないコンサートということで、珍しい編成のデュオを知っていただく機会になりました。演奏した曲は、① C.P.E.バッハ(河野編)/クラリネット二重奏曲 変ロ長調 Wq.142(H.636) Adagio sostenuto – Allegro ② ベートーヴェン(河野編)/クラリネットとファゴットのための二重奏曲 ハ長調 WoO.27 No.1 Allegro commodo – Larghetto sostenuto – Allegretto ③ バルトーク(河野編)/44のヴァイオリン二重奏曲より「ちょっとちょっと、おばさん」「おとぎ話」「蚊の踊り」「バグパイプは響く」 ④ モーツァルト(河野編)/『フィガロの結婚』より「恋とはどんなものかしら」、『魔笛』より「娘か可愛い女房が一人」 ⑤アドルフ・ブッシュ/ヴァイオリンとクラリネットのための家庭音楽 Op.26 No.1 へ長調 Introduzione – Tema con variazioni – Rondo Finale ⑥ ウィルフレッド・ヒラー/「眼鏡をかけた蛇」です。トークを入れて(笑いもあり嬉しかったです)限られた時間内での盛り沢山なプログラムになりました。

クラリネットとヴァイオリンは三重奏や五重奏などの室内楽作品が親しまれ、クレズマー音楽などでも伝統的な組み合わせといえますが、二人だけでプログラムを組むのには大きな課題がありました。しっかり研究を積んで、また聴いていただきたいと思います。

札幌は運動会の季節、ハルニレの翼果がカサカサと風に吹かれています。

(岩渕)

 

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河野泰幸

クラリネット奏者。

京都市立堀川高等学校音楽科、東京藝術大学音楽学部器楽科を経て、シュトゥットガルト音楽演劇大学大学院修了。

在独中、リューベック歌劇場、プフォルツハイム市立劇場のクラリネット奏者として研鑽を積む。第10回京都芸術祭で京都市長賞受賞。

Trio Rintonareでのコンサートが評価され青山財団より2008年度バロックザール賞受賞。札幌音楽家協議会会員。

現在、札幌大谷大学芸術学部音楽学科准教授、札幌大谷高校音楽科非常勤講師。2015年より札幌在住。

詳細、過去の演奏会はこちらをご覧ください。

岩渕晴子

ヴァイオリニスト

京都市立堀川高校音楽科を卒業後、奨学生として英国王立音楽院Royal Academy of Music(ロンドン)に留学。音楽学士号BMus、教師資格LRAM、および大学院演奏ディプロマPGDip取得。

ブリストル大聖堂(イギリス)、エネスク・バルトークホール(ルーマニア)、青山音楽記念館バロックザール(京都)等にてリサイタル開催。

室内楽演奏会「ロンドン~室内楽の散歩道」「0歳からのファミリーコンサート」等主宰。イザイの無伴奏ソナタ全6曲、ヴァイオリン小品集の2枚のCD録音。国内外のオーケストラと共演を重ね、2010年いずみホール(大阪)にてモーツァルト室内管弦楽団と、2013年ルーマニアにてハーモニアス室内管弦楽団と、2014年及び2018年オラデア音楽祭(ルーマニア)にてオラデアフィルハーモニーと協奏曲共演。

兵庫芸術文化センター管弦楽団第1期コアメンバー、ヤマハなんばセンターヴァイオリン講師、ヤマハジュニア弦楽アンサンブルおよびオーケストラジュニア講師を経て、2015年より札幌市に拠点を置く。独奏、室内楽、オーケストラ奏者として演奏活動を行い、2019年ザ・ルーテルホール共催による企画ミュージック・トゥモーロ―ではピアノの岡本孝慈氏と共にブラームスのクラリネット・ソナタ(作曲家自身の編曲によるヴァイオリン版)を取り上げた。

詳細と過去の演奏会、動画はこちらをご覧ください。

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