今年も、江別市のファームレストラン食祭ランチコンサートシリーズに出演させていただきました。
農業法人風の村の新鮮野菜、アトリエ陶の金井正治氏による陶芸作品、ファームレストラン食祭の平間宗氏によるランチコース、そしてピアニストの明上山貴代さんによるコンサート企画のコラボレーションシリーズは、毎月第3日曜日に開催されています。
親しみやすいクラシックの名曲を中心に、今年は日本人の作品も毎回取り上げることになったそうで、今回は、夭折のヴァイオリニスト/指揮者/作曲家、貴志康一氏の「竹取物語」をお聴きいただきました。北海道では特になかなか演奏される機会のないこの美しい作品を、これからもいろいろな場で聴いていただきたいと思います。
直前になって全曲暗譜で弾くと決めたこともあり、2回目の公演が終わるまで全く気が抜けませんでしたが、集中力を高めて音楽に没頭すればするほど、聴いていただく意義も深まるのだと実感したひとときでした。
ランチコースのお料理は、シラスとネギのロッシェ、アイナメのバスク風煮込み、ハーブチキンとオレンジのグリル、紫陽花プリンなど、心にも体にも栄養たっぷり。普段私が子どもたちに食べさせているものを思っては反省するばかりなのでした。
Dolce Classics シリーズは、今後も毎月第3日曜日に、様々な楽器編成で開催されます。
過去の記事 【終演】イギリスを訪ねて ~3つのソナタの聴きくらべ には、昨年のランチコンサートの様子を掲載しています。ご覧くださいませ。
(岩渕)
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