【終演】ファームレストラン食祭 Dolce Classics

終演

今年も、江別市のファームレストラン食祭ランチコンサートシリーズに出演させていただきました。

農業法人風の村の新鮮野菜、アトリエ陶の金井正治氏による陶芸作品、ファームレストラン食祭の平間宗氏によるランチコース、そしてピアニストの明上山貴代さんによるコンサート企画のコラボレーションシリーズは、毎月第3日曜日に開催されています。

親しみやすいクラシックの名曲を中心に、今年は日本人の作品も毎回取り上げることになったそうで、今回は、夭折のヴァイオリニスト/指揮者/作曲家、貴志康一氏の「竹取物語」をお聴きいただきました。北海道では特になかなか演奏される機会のないこの美しい作品を、これからもいろいろな場で聴いていただきたいと思います。

直前になって全曲暗譜で弾くと決めたこともあり、2回目の公演が終わるまで全く気が抜けませんでしたが、集中力を高めて音楽に没頭すればするほど、聴いていただく意義も深まるのだと実感したひとときでした。

ランチコースのお料理は、シラスとネギのロッシェ、アイナメのバスク風煮込み、ハーブチキンとオレンジのグリル、紫陽花プリンなど、心にも体にも栄養たっぷり。普段私が子どもたちに食べさせているものを思っては反省するばかりなのでした。

Dolce Classics シリーズは、今後も毎月第3日曜日に、様々な楽器編成で開催されます。

過去の記事 【終演】イギリスを訪ねて ~3つのソナタの聴きくらべ  には、昨年のランチコンサートの様子を掲載しています。ご覧くださいませ。

(岩渕)

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河野泰幸

クラリネット奏者。

京都市立堀川高等学校音楽科、東京藝術大学音楽学部器楽科を経て、シュトゥットガルト音楽演劇大学大学院修了。

在独中、リューベック歌劇場、プフォルツハイム市立劇場のクラリネット奏者として研鑽を積む。第10回京都芸術祭で京都市長賞受賞。

Trio Rintonareでのコンサートが評価され青山財団より2008年度バロックザール賞受賞。札幌音楽家協議会会員。

現在、札幌大谷大学芸術学部音楽学科准教授、札幌大谷高校音楽科非常勤講師。2015年より札幌在住。

詳細、過去の演奏会はこちらをご覧ください。

岩渕晴子

ヴァイオリニスト

京都市立堀川高校音楽科を卒業後、奨学生として英国王立音楽院Royal Academy of Music(ロンドン)に留学。音楽学士号BMus、教師資格LRAM、および大学院演奏ディプロマPGDip取得。

ブリストル大聖堂(イギリス)、エネスク・バルトークホール(ルーマニア)、青山音楽記念館バロックザール(京都)等にてリサイタル開催。

室内楽演奏会「ロンドン~室内楽の散歩道」「0歳からのファミリーコンサート」等主宰。イザイの無伴奏ソナタ全6曲、ヴァイオリン小品集の2枚のCD録音。国内外のオーケストラと共演を重ね、2010年いずみホール(大阪)にてモーツァルト室内管弦楽団と、2013年ルーマニアにてハーモニアス室内管弦楽団と、2014年及び2018年オラデア音楽祭(ルーマニア)にてオラデアフィルハーモニーと協奏曲共演。

兵庫芸術文化センター管弦楽団第1期コアメンバー、ヤマハなんばセンターヴァイオリン講師、ヤマハジュニア弦楽アンサンブルおよびオーケストラジュニア講師を経て、2015年より札幌市に拠点を置く。独奏、室内楽、オーケストラ奏者として演奏活動を行い、2019年ザ・ルーテルホール共催による企画ミュージック・トゥモーロ―ではピアノの岡本孝慈氏と共にブラームスのクラリネット・ソナタ(作曲家自身の編曲によるヴァイオリン版)を取り上げた。

詳細と過去の演奏会、動画はこちらをご覧ください。

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